【シドニー23日AAP】 VIC州ハンギングロックで1900年に起きた失踪事件が、再び60分のテレビドラマシリーズとしてリメイクされることが分かった。同事件では1967年に事件に着想を得た小説が発表され、1975年に「ピクニック・アット・ハンギングロック」として映画化されている。
ハンギングロック事件は1900年のバレンタイデーに、ハンギングロックにピクニックに訪れた女子生徒たちと教師が謎の失踪を遂げた事件として知られている。ドラマを制作するフリーマントルメディアは、これまでにオーストラリア人とカナダ人の二人の監督に加え、さらにオーストラリア人の女性監督を新たに迎えることを発表した。
オーストラリアン・ディレクターズ組合は当初、フリーマントルメディアに対し、カナダ人の女性監督が選ばれたことに不満を訴えていた。同組合は3人目の監督としてオーストラリア人女性を迎える決定を歓迎。「国内の映画・テレビ業界に残る性差別問題について、関心を高めることにつながる」と評価した。