【メルボルン23日AAP】 VIC州警察は23日、クリスマスの日となる25日にメルボルンの中心部で爆破テロを実行する計画を立てていたとして、7人を逮捕した。テロが計画されていたのはフリンダース・ストリート駅、フェデレーション・スクエア、聖ポール教会など。
VIC州警察によると、逮捕されたのはいずれも20代で、4人がオーストラリア生まれのレバノン人、残る一人はエジプト生まれのオーストラリア人だった。イスラム過激派組織のイスラム国(IS)の思想などに影響を受けており、もし攻撃が実行されていれば、多数の犠牲者や負傷者が出ていたとみられている。
連邦のターンブル首相はテロ計画を強く非難し、オーストラリア国民に対しこれに臆することのないよう呼びかけ、オーストラリアは「素晴らしい多民族国家」とあらためて強調した。また「テロリストによる計画は阻止された」、「我々は公共の場でクリスマスと新年を祝う」と述べ、テロに屈しない姿勢を示した。