【キャンベラ23日】 中国国営メディアは、中国に輸入されたオーストラリア産とチリ産のチェリーからコロナウイルスが検出された可能性があると報じた。
グローバル・タイムスの伝えるところによると、上海近くに位置する江蘇省無錫市の3地域で売られていたチェリーからコロナウイルスが検出されたという。
問題のチェリーは昨年12月18日のものだと報じられており、北京在住の女性は「今シーズンは輸入果物を買うのは止めようと思う」と同メディアのインタビューに答えている。
同メディアは先日「オーストラリア産のチェリーは品質が悪い」と報道したばかり。この報道により、中国ではオーストラリア産からチリ産を購入する人が急増しており、これを受けてマイケル・マコーマック連邦副首相は「オーストラリア産のチェリーは赤くて大きく、ジューシーで美味しい」と反論していた。
同地区のコロナウイルス対策本部によると、コロナウイルスが検出されたチェリーがどの国から来たものかまだ特定はできておらず、関係者などから採取した合計199のサンプルからは陽性結果がなかったという。陽性が検出されたチェリーと同じ箱に入っていたチェリーは全て回収され処分されるという。
ソース : news.com.au – COVID-19 traces reportedly found on packaging for cherries imported to China