【シドニー28日AAP】 連邦のターンブル政権は、バジェリーズ・クリークに建設を予定しているシドニー第2空港の建設と運営に、シドニー空港グループが来年5月半ばまでに合意しなければ、単独で建設を進める意向を明らかにした。シドニー空港は4カ月の検討期間は短いとして、9カ月の猶予を求めていた。
連邦のフレッチャー都市インフラ相は、シドニー空港が合意すれば第2空港の建設と運営を担うが、合意に至らなければ「政府が単独で進める用意がある」と述べた。さらに民間企業に委託する可能性も否定していない。フレッチャー都市インフラ相は検討期間について、「これ以上長期化させるつもりはない」と話した。
シドニー第2空港については政府が今月初め、2020年半ばまでに1800ヘクタールの空港を建設、開業することを正式に認可。政府は先に、空港および併設駅の敷地については確保したが、鉄道網は計画に含まれていないことを明かした。これについて野党のアルバニーズ影のインフラ相は、「空港の開業初日から鉄道は開通しているべき」との考えを示している。