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はしかが大流行の兆しか シドニー

【シドニー28日AAP】  NSW州シドニーでは12月に入り、はしかに感染した患者が4人となり、感染が拡大する可能性が高まってきた。一人の患者は12月23~24日にライカート、ピアモント、ニュートラルベイなどを訪れており、インナー・ウエスト線の電車を利用したという。

NSW州保健当局のトビン氏は、はしか対策として「予防接種が非常に有効だ」と述べ、大人も子どもも、2度の接種を受けることが必須だとしている。また、シドニーの数か所で感染者が確認されたことから、予防接種を2度受けていない人は向こう数日、もしくは数週間ではしかに似た症状が現れた場合、速やかに医療機関で受診するよう呼び掛けている。

はしかに感染した場合、発熱、目の痛み、せきなどの症状が3~4日続いた後に、赤い発疹が現れる。トビン氏は、「1966年以降に生まれた人で、2度の予防接種の証明がない人、もしくははしかにかかった証明がない人は、はしかにかかりやすいので出来るだけ早く予防接種を受けることを勧める」と話した。

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