【メルボルン1日AAP】 連邦の与野党両党首は、国民に向けて新年のメッセージを発表した。ターンブル連邦首相はこの中で、2017年もテロに屈しないと強く明言した。
ターンブル首相は世界で発生する紛争について示唆し、「オーストラリアの協調・平和的な多民族社会は誇りに思うべきだ」と述べた。また、先にシドニーとメルボルンで発生したテロ関連逮捕に言及し、イラクやシリアで国防軍がイスラム過激派組織の撲滅に向けて戦っているように、引き続き国内の過激派の根絶を目指す」と述べた。さらに、2017年も国と経済の安定が優先事項だとして、平和や愛に包まれた1年を国民に願った。
一方で野党のショーテン労働党党首は、昨年は女性に対する暴力や失業問題が際立ったと振り返り、「社会から取り残される人がいないよう、強靭な経済構築に向けてまい進する」と述べ、国民に対しては喜びや健康、成功を願った。