【ダーウィン2日AAP】 NT準州で昨年、223匹のクロコダイルが捕獲された。最も大きかったのは、昨年8月に捕獲された体長4.4メートルのもの。
昨年のクロコダイル捕獲数は、前年の290匹から大きく減少した。現在、同州の国立公園のほとんどがクロコダイルや洪水を懸念して閉鎖されているが、森林警備官のトム・ニコルズさんは「どこにでも出現する可能性がある」と話し、引き続き警戒するよう呼びかけている。
クリスマスイブの昨年12月24日、ダーウィンの水路でクロコダイルに噛まれた飼い犬を、勇敢にも飼い主の女性が救い出した。前週には、交通が激しいダーウィンの通りにクロコダイルが現れ、車にはねられている。
第二次世界大戦後、クロコダイルは同州で絶滅寸前まで狩猟され、1971年の天然記念物指定時には僅か3000匹であったが、その後10万匹まで急増した。
捕獲されたクロコダイルは、繁殖目的で近隣の養殖場に送られるか皮を剝ぎ取られるという。