【キャンベラ9日AAP】 連邦のリー保健相がゴールドコーストでの移動に公的資金を使用したという一連の報道を受けて、調査が終了するまで、大臣の報酬無しで職務を一時的に離れることになった。
ターンブル連邦首相は9日、「公的資金の使用を含み、全閣僚に最高水準の品行を求める」と声明を発表した。
リー保健相は2015年、公的資金でゴールドコーストを訪れた際に79万5000ドルのアパートを購入した。同相は投資物件の購入に際して事前に財政承認を得ていたが、特定の物件の購入予定はなかったとして、同アパートのオークションへの参加は現地で決断したと主張している。しかし、ホテルからオークション会場までの移動にも公用車を使用したことで、「アパートの購入によって滞在の意図がより私的なものに変わってしまった。それに伴って請求内容も変更するべきだった」と同相は謝罪した。
さらに、2年連続で大晦日のゴールドコーストへの旅費を移動費として請求していたことも明らかになった。リー保健相は旅費の調査に全面的に協力する姿勢を見せている。