【シドニー12日AAP】 NSW州では今年の夏、水難事故が多発しており、過去10年間の平均値の4~5倍となっていることが、ライフセーバー団体のロイヤル・ライフ・セービング(RLS)の調べで分かった。特に子どもが多く犠牲となっていることから、親たちに注意を呼び掛けている。
RLSの広報担当者は、「今年の水難事故の犠牲者数は、過去10年間におけるNSW州内の平均を4~5倍上回っている」と懸念しており、「幼い子どもがプールや海で泳ぐ場合、必ず大人がそばにいて目を離さないことが大事」と話した。
NSW州では、昨年12月25日のクリスマスから1月12日までの間に、20人が水難事故の犠牲となっている。幼い子どもの事故では昨年12月20日、生後23か月の双子がプールで溺れて死亡したほか、1月1日にも同様に2歳の女の子が自宅のプールで溺れて死亡した。