【メルボルン15日AAP】 メルボルン中心の繁華街で、違法薬物エクスタシーの不良バッチを20人が過剰摂取したとされ、薬物を売った男が逮捕された。
警察は15日午前4時、合成麻薬MDMAの不正取引と犯罪収益の所持で30歳の男を起訴した。デイビッド・ニューマン刑事局長は、「ナイトクラブで薬物を過剰摂取した女性の友人が男を特定し、逮捕に至った」と記者団に発表した。男は16日、メルボルン簡易裁判所に出廷予定。
13日以降、チャペル・ストリートの繁華街で薬物の過剰摂取20件が発生しており、警察は同じバッチのエクスタシーによるものとみている。今後さらに、薬物の過剰摂取が出てくる可能性があると予想される。
今回の事件で、17歳の少年がアルフレッド病院で重体となっている。さらに13日夜にも30歳の男性が薬物過剰摂取により死亡しており、警察が関連について調査中。