【ブリスベン18日AAP】 QLD州でデイライトセービング(夏時間調整)導入についての住民投票を求める嘆願が行われ、数千人が署名した。しかし、同州のリーダーらは夏時間導入への動きを否定している。
オンライン署名はブリスベンのエイドリアン・スクリナー副市長によって行われ、17日午前9時でおよそ3000人が署名し、午後5時には倍増した。スクリナー副市長は、前回1992年の住民投票は期限切れだとして、夏時間導入に関して意見を述べる新たな機会が州民に与えられるべきだと訴える。
しかし、与野党とも住民投票実施を否定している。パラシェー州首相は個人的に夏時間導入を好むとしたうえで、「同問題のために州を二分する考えはない。今年最優先の課題は雇用だ」と述べた。野党のニコルズ州自由国民党党首も、夏時間の問題は混乱を招くだけだとして、「雇用や地域成長に焦点を置いていく」と話した。