【キャンベラ18日AAP】 連邦のターンブル首相は18日、4回目となる内閣改造を行い、出張費の不正使用を問われ辞任したスーザン・レイ保健相の後任として、グレッグ・ハント議員を任命した。ハント新保健相は、公的医療保険のメディケア制度をめぐり悪化しているGPとの関係修復にも前向きな姿勢を示している。
ハント新保健相は、自身の母親と妻が看護師をしており、「オーストラリアの医療制度で多くの献身的な職業人を目の当たりにしてきた」と述べ、「保健分野は自分の家族、国民それぞれの家族、また家族の根源に関わるもので、情熱を注ぐことの出来る役職だ」と抱負を述べた。
連邦政府はメディケアのリベートとなるメディケア税を現在凍結しているが、これがGPからの猛烈な批判を浴びており、レイ前保健相はメディケア制度について、野党労働党と満足に渡り合えていないと批判を受けていた。ハント新保健相は「メディケアの価値、役割、重要性、および国民からの信頼を取り戻したい」と述べた。