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トランプ氏にチャンスを ラッド元首相

【キャンベラ20日AAP】  オーストラリアのケビン・ラッド元首相は、20日に就任する米国のトランプ新大統領について、「最初はまず仕事ぶりを見てみるべき」との考えを示した。ラッド元首相は現在、ニューヨークに在住しており、米国のシンクタンク、アジア・ソサエティ・ポリシー・インスティテュートの所長を務めている。

ラッド元首相はセブンネットワークの取材に応じ、トランプ氏について「率直に言えば、彼は大統領選で勝利すると思われていなかった」と述べた。また連邦のターンブル首相とビショップ外相は、トランプ氏については賛否があるものの、「少なくとも最初は、様子を見てみるべき」と述べ、「上手くいかなければ、他の方法を考えればいい」と話した。

さらにラッド元首相は、「もし自分がターンブル首相の立場なら、トランプ氏に対台湾政策には慎重に取り組むよう忠告する」との考えを示したほか、オーストラリアは北朝鮮との間で高まる核兵器問題について、米国との連携を緊密にすべきだと訴えた。ラッド元首相はまた、トランプ氏に対しTPP協定の離脱については再検討したほうがいいと促した。

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