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カウンシル統廃合廃止を NSW国民党

【シドニー20日AAP】  NSW州のオーストラリア国民党のバリラロ党首は、ベアード州首相が突然の辞任を発表したことをうけ声明を発表し、自由党内の混乱を批判した上で、まずは州政権が推進してきた「砂の上に無理やり線を引くような」カウンシルの統廃合は、すぐに廃止すべきとの考えを示した。

バリラロ党首は、カウンシルの統廃合はこれまでに20のカウンシルに影響が及んでいるとして、これらが各地域で将来への不安や憤りを引き起こしていると指摘。「今日限りですべて廃止すべき」と述べた。さらに、新しい州首相の選出についても、ベレジクリアン財相が選ばれる可能性が高まるなか、「まだ白紙の状態だ」とけん制した。

さらにバリラロ党首は、「今後の様々な交渉において、NSW州国民党や地方自治体が置き去りにされることは決してない」と訴えるなど、党首として存在をアピールした。国民党は昨年11月の選挙で、NSW州オレンジの議席を失っており、同選挙区から国民党議員が選出されないのは戦後初めてだったという。

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