【パース２２日ＡＡＰ】　　　ＷＡ州政府は、パトカーの追跡から逃れようとした人物を自動的に少なくとも懲役６か月に科す、新たな法案を発表した。仮釈放期間はないとされる。

州政府は３月に行われる州選挙の公約として、パトカー追跡に関連する最短強制刑期を引き延ばすとしている。追跡中の危険運転の罰則は懲役１２か月に、危険運転致死は２４か月、傷害を負わせた場合は１２か月、重傷の場合は１８か月にそれぞれ刑期が引き延ばされる。

ＷＡ州のハービー副首相は、「警察の追跡中にアクセルを踏んだ途端、懲役６か月に服することになる」と警告した。未成年者には適用されないという。

２０１１年以降、警察の追跡中に２５人が死亡しており、このうち１９人がドライバーまたは同乗者であった。２０１６年のパトカーによる追跡は１１６４件に上った。