【シドニー23日AAP】 先週任期半ばで辞任を表明したベアードNSW州首相の後任として23日、グラディス・ベレジクリアン氏(46)が就任した。同氏は手頃な住宅価格や経済、地方インフラを最優先課題として掲げている。
シドニー北部ノース・ウィロビーに住むベレジクリアン氏は、「懸命に働く全州民がマイホームを手にできるようにしたい」と話した。また、地方インフラへの投資を増やし、好調な経済の維持に力を注いでいく方針を示した。同氏が務めた州自由党副党首には、ドミニク・ペロテット予算相が就任した。
ベレジクリアン氏は過去に、最も難しいとされる交通相と財務相を務めた経験があるが、ロックアウト法やドッグレース廃止法案変更など、ベアード前州首相から受け継いだ大きな課題も抱えることになる。
同州の新内閣決定にはおよそ1週間かかるとされ、スキナー州保健相とハザード州コミュニティ・サービス相が閣外に出ることになると予想される。
ベアード前州首相の辞任によって、シドニー北部マンリーの選挙区で補欠選挙が行われる予定。