【NSW3日】 NSW州政府機関のサービスNSWは3日、議会の質疑応答で昨年の大規模なサイバー攻撃による被害を受けたうちの最大3万人が、個人情報などの流出について今に至るまで認識していないことを明らかにした。サービスNSWは被害にあった10万4,000人のうち、連絡がとれた人は70~80%としている。
昨年のサイバー攻撃では、電子メールのアカウントがハッキングされたことが原因だったことが分かっているが、サービスNSWのリーズ局長は、個人情報を他の行政機関などへ送る場合、現在も電子メールで送る方法をとっていることを認めた。
サービスNSWは新型コロナウイルスの感染予防として導入されたスマートフォンアプリで収集された情報の扱いについても厳しい追及を受けている。リーズ局長は、同アプリで収集した情報を管理するのに使われているコンピューターシステムの名前を聞かれたが即答できず、国内で管理していると述べるにとどまった。
ソース:news.com.au-Up to 30,000 Australians don’t know they were affected by Service NSW hack