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商用カンガルーの数を保護団体が批判 VIC

【VIC3日】  VIC州の野生動植物保護団体は、VIC州政府が商業目的として消費するカンガルーの割合を65%引き上げるため、カンガルーの消費許可頭数を“極端に水増ししている”と批判していることが分かった。VIC州政府のトマス農相は先週、2021年の消費許可頭数を9万5,680頭とすると発表した。

 

トマス農相が発表した今年の消費許可頭数は、昨年を3万7,780頭上回る数となっている。これについて同相は、2018年と比べて州内のカンガルーの総数が40%増加したことがあると説明。さらにVIC州政府は最近、同州においても他州と同様、人間による消費を目的としたカンガルー肉の生産を許可すると発表した。

 

一方、オーストラリア野生動植物保護カウンシルとカンガルー保護連合(CPK)は、VIC州政府が発表した州内のカンガルー頭数について“生物学的に不可能”との見解を示している。CPKなどは、昨夏の山火事で多くのカンガルーが犠牲となっているとして、40%増加したという州政府の見解に“本当に驚いている”と述べた。

 

ソース:news.com.au-Wildlife groups criticise Victorian Government’s kangaroo count amid 65pc harvest quota increase

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