【ACT4日】　　新型コロナウイルスへの感染が、糖尿病を引き起こす可能性について指摘する研究が、ここのところ増加していることが分かった。パンデミック（世界的大流行）の最初の段階において、武漢やイタリアの医師たちが新たな糖尿病の症例と新型コロナウイルスの関連性について指摘していた。

タイムズ紙によると、これまでに世界で新型コロナウイルスへの感染がきっかけで発症したとみられる糖尿病患者の症例は150以上に上っているという。これらの症例は世界の300以上に上る研究機関などが共同で記録として残している。

医師たちは糖尿病の発症について、新型コロナウイルスが重症化した際に治療薬に使われるステロイド剤が、体内の血糖値の上昇を誘発するためとの仮説を立てている。さらに、新型コロナに感染した後、数カ月経過してから糖尿病の症状が出たケースもあるとして、本当に新型コロナが原因かを発見することが目的だと話した。

ソース：news.com.au-Growing evidence suggests COVID-19 could trigger diabetes