国際

米がイスラム教徒入国制限 豪も影響か 

【シドニー29日AAP】   米国のトランプ大統領は、イスラム教7か国からの入国を一時停止すると発表した。これにより、関連諸国との二重国籍を保有するオーストラリア人にも、影響が出る可能性がある。

米国への一時入国停止はイラク、イラン、リビア、ソマリア、スーダン、シリア、イエメンの7か国が該当する。ビショップ外相の広報官は、「二重国籍保持者を含むオーストラリア人旅行者への影響について、米国当局と確認中」と声明を発表した。また、旅行者に対し、最寄りの米国大使館などから最新の渡航情報を入手するよう呼びかけている。

政府系ウェブサイト“スマートトラベラー”も、「2011年3月以降にイスラム教該当7か国を訪問した人は、米国入国用の保安検査を申請できない」と明記している。イラン、イラク、スーダン、シリアとの二重国籍を保有するオーストラリア人は、米国への渡航に必要な電子渡航認証システム“ESTA(エスタ)”を申請できないため、米国大使館などで非移民(一時渡航)ビザを申請する必要がある。

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