【パース29日AAP】 WA州で髄膜炎菌W型の発症増加に伴い、15~19歳の若者を対象に無料予防接種が実施される。髄膜炎菌は命にかかわる危険がある。
無料の予防接種は、2~3学期に学校や地域診療所で行われ、髄膜炎菌A、C、W、Yの4種を予防する。2013年からW型の発症例が増加していたが、2014年までの4年間で3例だったのに対し、2015年には4例、昨年は14例と急増した。ティーンエイジャーは髄膜炎に最も感染しやすく、体内に細菌を持つ可能性も高い。
同州のデイ保健相は30日、「予防接種は全国で行われるのが望ましい」と話し、連邦政府と協議中であるとした。
同州で3年間で15万人以上が予防接種を受ける予定。費用は初年度が600万ドル、翌2年はそれぞれ150万ドルと見積もられる。