【シドニー1日AAP】 2014年にシドニーで発生したカフェ人質事件の犯人の元妻を殺害したとして、犯人の元交際相手の女に少なくとも懲役33年が言い渡された。
アミラ・ドロウディス被告(37)は2013年、シドニー西部ウェリントンのアパートで、カフェ人質事件で銃殺されたマン・ハロン・モニス被告の元妻(30)をナイフで18回刺し、ガソリンをかけて焼殺した。昨年11月の裁判でドロウディス被告は有罪を認めている。米同時多発テロやバリ爆破事件などを映像内で称賛するなど、ドロウディス被告は長期に渡ってモニス被告の過激思想を支持していたとされる。
NSW州高等裁判所で1日、ドロウディス被告には懲役44年(保釈認定は33年)が言い渡された。ピーター・ジョンソン裁判官は、モニス被告が企てた殺人計画から手を引くチャンスは多数あったとして、ドロウディス被告の道徳的有責性は高いと判断した。