【シドニー1日AAP】 シドニー市街地を管轄するシティ・オブ・シドニー・カウンシルは、オペラハウスが進めている大規模な改修工事計画について、「深刻な受け入れられない」影響が出るとして、これを見直すよう求める意見書を提出したことが分かった。
オペラハウスは、新たなファンクションセンターを増築するなど、大規模な改修工事案を提出しているが、カウンシルはこれらの工事について、後々変更の効かないもので、「コミュニティにとっても、オペラハウスにとっても損失になる」と強く批判している。
さらに、同カウンシルのジョン都市計画ディレクターは、改修案はオペラハウスの設計者であるヨーン・ウツソン氏のビジョンと相容れないと指摘。「舞台芸術よりも、催事場としての機能を重視している」と批判した。一方、オペラハウスの広報担当者は、改修案はウツソン氏のデザイン指針に沿ったもので、専門家およびコミュニティから幅広い支持を得ていると反論している。