一般

救急隊が動画で市民に感謝 メルボ暴走

【メルボルン3日AAP】  VIC州救急隊は3日、先月20日にメルボルンで起きた自動車暴走事件で、現場に居合わせ救急作業をサポートするなどした市民に対し、メッセージビデオを発表した。8分間のビデオでは、救急隊員が市民からの献身的なサポートに対し、それぞれの思いや謝意を述べている。同事件では6人が死亡、36人が負傷した。

ビデオの中で隊員の一人は、「大惨事のなかで居合わせた人たち全員が、今やらなくてはいけないことを懸命にやっているのを目の当たりにして、本当に勇気をもらった」と述べた。さらに他の隊員は、「怪我をした人たちにとって、周囲にいる人たちが留まって手を差し伸べてくれたことは、とても意味のあることだった」と話した。

また隊員の中には、負傷している人を日光から守るために傘を掲げていた人がいたとして、ちょっとした親切な行いがとても有難かったと述べたほか、ある銀行員の女性の行動が素晴らしかったと感謝する隊員もいた。さらに多くの隊員が、事件当日に長時間にわたり現場や病院で対応に当たった医師、消防士、警察官らに対しても感謝の意を表した。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら