【キャンベラ4日AAP】 先月連邦保健相に任命されたグレッグ・ハント氏は4日に、ガンや認知症などへの医療研究に対して1億2500万ドルを投入し、向こう5年間援助することを発表した。
ハント連邦保健相は、 予算の4000万ドルがガン治療研究へ投入されるとし「世界的に見てオーストラリアはガン患者の生存率が高い。しかし、今年なんらかのガンを発症していると診断される人の数はおよそ13万人にのぼると予測されており、3分の1の患者は助からない可能性が高い」とその重要性を説明した。
国内最大のガン研究組織である、ピーター・マッカラム・ガン研究センターが5年間資金援助を受けるのはこれで5回目。同センターのジョセフ・トラパニ・ガン専門医は「新しい概念に基づく研究プロジェクトを実際に有効利用できるようにするのは非常に時間のかかるプロセス。 援助を受けることができて嬉しい」と述べた。