政治

同性婚問題 自由投票求めTV広告

【シドニー5日AAP】   昨年から議論の的となっている同性婚の合法化について、国内で最も信頼の厚い専門職者らを使ったテレビキャンぺーンが行われる。

看護師や消防士、ライフセーバーや兵士などがテレビコマーシャル内で、「私たちは命を懸けて仕事をし、高温と闘い、国民の体調回復に向けて看護に励んでいる。なぜ結婚はできないのか?」と訴え、同性婚の自由投票を連邦議員らに許可するよう、政府に呼びかけている。コマーシャルに出演した看護師のサリー・ウィットニーさんは、「私もほかの人たち同様、結婚するかしないか決める権利があるはずだ」と話した。

同広告を制作した“The Equality Campaign”によると、コマーシャルは議会会期中にわたって放映される。また、国内各地にビルボードを設置するとともに、地域イベントで直接メッセージを伝えていくという。

同性婚を推奨するシドニーのアレックス・グリーンウィッチ議員は、与野党の中でも同性婚を支持する声は大きいとして、「単純明快な問題を政治家が複雑にしていることに、国民はうんざりしている」と述べた。

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