【シドニー5日AAP】 NSW州中央沿岸部沖に設置されたサメ捕獲ネットの管理が正しく行われていなかったとして、海水浴客らが危険にさらされていた可能性があったことが分かった。
同州の第一次産業省の報告によると、2014年に州中央部沿岸部のサメ捕獲ネットに大きな穴が開いていたり、ネットが1週間以上設置されていない時期があったことが明らかになった。穴はキルケア、マクマスターズ、コパカバナ、ノースアボカ、テリガル、ジ・エントランス、ソルジャーズのネットで見つかった。また、ネットが設置されていない期間があったのは、シェリービーチとアボカビーチ。
ニーアル・ブレア州第一次産業相は5日、「2014年の監査以降、海水浴客の安全を守るために、より厳格な調査および報告システムを取り入れた」と声明を発表し、委託業者が義務を果たしていなかったことは残念だとした。中央沿岸部の業者は委託を取り消され、シドニー北部の業者には警告が出された。
ハンター地方のケイト・ワシントン野党議員は、「安全なビーチで泳いでいると思ったらネットがない、もしくは大きな穴が開いているとは、悪夢だ」と声明で述べた。