【NSW10日】 NSW州の独立酒類賭博管制局(ILGA)はこのほど、シドニーCBDのバランガルー地区で開発が進むカジノ大手クラウンのクラウン・リゾーツについて、ライセンスを保有する適性がないとの判断を下した。これを受けクラウンは重役2人が辞任すると発表。4月開業の道を切り開きたい考えだ。
クラウンを辞任するのはコンソリデーティッド・メディア・ホールディングスのガイ・ジャランド氏とマイケル・ジョンストン氏。ILGAのクロフォード会長はクラウンについて、NSW州のライセンスを取得するための必要条件を満たすためには、役員会に目に見えた改革のため“自爆”する必要があるとの見解を示した。
ILGAがNSW州議会に提出した報告書は、クラウンの企業としての“傲慢さ”が、メルボルンとパースの施設における違法な資金洗浄を見過ごすことにつながったとの見解を示した。
ソース:news.com.au-Shock resignations of Crown directors Guy Jalland and Michael Johnston