【メルボルン8日AAP】 カジノ施設としては世界で11番目の規模を誇る、メルボルンのクラウンカジノに対し、VIC州監査委員会は8日、より一層厳しい規制の導入が必要との見解を示した。
VIC州監査委員会は報告書で、同州のギャンブリング・アルコール規制委員会(VCGLR)に対し、クラウンカジノにおいて見過ごされている問題について、速やかに対策がとられるべきだとの考えを明らかにした。
同委員会は、VCGLRがクラウンカジノの内部監査報告に十分な対応を見せておらず、ギャンブルをはじめ、マネーロンダリング、警察によるカジノへの出入り禁止者の取締りなどに対しても、しかるべき注意を払っていなかったと指摘。VCGLRが外部監査報告を受けてようやく対策チームを立ち上げたと報告した。