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再生可能エネ政策、目標50%変わらず

【ブリスベン9日AAP】  QLD州のパラシェイ首相は、同州政府が再生可能エネルギー政策を推進していることに対し、SA州のように電力不足に陥る可能性があるとの指摘を退けた。州内の電力供給の40%を再生可能エネルギーでまかなうSA州では8日、猛暑の影響による電力の過剰消費を避けるため、4万戸への送電が停止となった。

QLD州では2030年までに州内の電力供給の50%を再生可能エネルギーにするとの目標を掲げている。これについてQLD州野党のニコルス党首は、SA州と似たような状況になる危険性があると指摘し、「賢明かつ達成可能な再生可能エネルギー目標が必要」と述べた。

一方、QLD州のパラシェイ首相は、達成目標が持続可能ではないとの考えを否定しており、「クリーンコール、ガス、再生可能エネルギーなど、良いバランスだ」と述べた。QLD州では週末にかけて再び気温が上がることが予想され、電力網に負担がかかり過ぎるのではないかと懸念されている。

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