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シドニーCBD 大改造工事に不満噴出

【シドニー9日AAP】  シドニーCBDの目抜き通り、ジョージストリートで行われている改修工事について、同ストリート沿いに店を構える業者らから不満の声が上がっている。あるカフェは工事が始まって以降、売上げが40%以上減少しているなどと訴えている。

シドニーのタウンホールでは9日、ムーア市長がCBDの新都市計画をデザインしたデンマークのヤン・ゲール氏に対し、ジョージ・ストリートを「偉大な背骨」に見立てた新しい都市計画だと賛辞を述べた。一方、同ストリート沿いに店を構える業者らは、騒音やほこりに加え、デリバリーも出来ず、ゴミも収集されないと不満を漏らし、同計画は「骨なしだ」と批判した。また「2019年には、小規模ビジネスはここに存在しないだろう」と述べた。

一方、連邦のコンスタンス運輸相は工事が道路沿いの小売り店舗などに深刻な影響を及ぼし、売上げが40%落ち込んだとする報告は受けていないとした上で、「このような大規模工事で混乱はつきものだ」と述べた。また、ジョージ・ストリート沿いの店主らとも協力しながらやっていきたいとの意向を示した。

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