【シドニー10日AAP】 オリンピックで5つの金メダルを取った水泳のイアン・ソープ氏がこのほど、国営放送ABCによるいじめを取り上げたテレビ番組に出演した。ソープ氏は自身の体験や、十代だった頃の思い出を話している。
ソープ氏自身はいじめを受けた経験はなかったというが、番組の中の子どもたちには「共感する部分がある」と告白。さらにソープ氏は「子どもたちは家に帰ってからもネット上のいじめに晒されれている」として、いじめられている子どもやその家族はとても辛い状況にあると述べた。
現在34歳のソープ氏は、15歳にしてコモンウェルス大会で4個の金メダル、その後オリンピックで5個の金メダルを獲得した。若い頃からうつ病を患っていたことを打ち明けたり、若い頃からメディアに注目されてきたことが少なからず影響しているという。同番組の制作に12カ月間携わってきた同氏もオンエアを楽しみにしていると話した。
新番組「ブリーズ」は3月14日から2回シリーズで放映される。