【キャンベラ11日AAP】 少数政党のワンネーション党がQLD州で人気を伸ばしていることが、調査会社ギャラクシー・ポールの世論調査で分かった。人種差別的な政策や移民停止などを訴えるポーリン・ハンソン党首の人気が、支持率の上昇につながっているとみられている。
同調査によると、過去3か月間でワンネーション党の支持率は16%から23%に上昇した一方、同州のパラシェイ首相や野党である自由国民党(LNP)の支持率は下落しているという。次の選挙では全93議席のうち20議席を確保し、議会で決定権を握る存在になる可能性も出てきた。
ただ、11議席を獲得した1998年以降には内部分裂により、離党した議員らが新しい政党を発足させた過去もあることから、選挙で大きな支持を得ることが、議会における成功に結び付くとは言えなさそうだ。同調査では、パラシェイ首相の支持率は7%下落の39%、野党のニコルス党首は27%となっている。