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VICタクシー運転手ら抗議 橋を塞ぐ

【メルボルン13日AAP】   VIC州のタクシー運転手らは13日、州政府が提案する“タクシー免許買戻し政策”の補償は不十分だとして、メルボルンの橋や通りを塞いで抗議活動を行った。

州政府は、既存のタクシー免許を廃止してウーバーなどの配車サービスも含み、登録制度を1つにまとめたい考え。これに伴い、タクシー免許保有者に免許1つにつき10万ドル、2つめを5万ドルで買戻すと提案している。しかし、最高50万ドルのタクシー免許もあることから、運転手からは経済的不安の声があがっている。制度変更に伴い、同州でおよそ3500世帯が影響を受ける見通し。

13日午前、最大200台のタクシーがメルボルンのボルテ橋を封鎖した後、州議事堂近くの通りに溢れた。ジョージ・ゴージオウリスさんは3つのタクシー免許を所有するが、州政府の提案は支払った免許料のわずか20%に過ぎないとして、「適正な補償額を求めて闘う」と話した。抗議者らはまた、この問題に関してアレン州交通相の辞任を求めている。

州野党のガイ自由党党首は、「州政府は公平な取り決めについてタクシー運転手らときちんと話し合う必要がある」との見解を示した。

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