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豪は2国家共存構想を支持 中東和平

【シドニー16日AAP】  オーストラリアのターンブル首相は16日、イスラエルとパレスチナの紛争において、これまで通り「2国家共存構想」を支持していく考えを明らかにした。米国のトランプ大統領が15日、同構想の支持を撤回し、中東和平方針の転換を表明したことを受けての発言だ。

連邦のビショップ外相もまた、オーストラリアはイスラエルとパレスチナ自治区に対し、国際的に認められた境界線内で、平和的かつ安定的な環境のもとで共存していくことを奨励したことを明かしている。

トランプ大統領は15日、イスラエルのネタニヤフ首相と会談。同大統領は「当事者同士が満足であれば、1国家でも構わない」とこだわらない姿勢を示した。トランプ大統領の発言や、イスラエルによるヨルダン川西岸への入植拡大が、来週シドニーで行われるネタニヤフ首相とターンブル首相との議論では中心になるとみられている。

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