【クエンベヤン17日AAP】 NSW州南部の山火事でこれまでに、住宅15軒が全焼したことが分かった。この火事でクエンベヤン東部の10キロメートル付近の2900ヘクタールが焼けた。消防当局は天候が改善するとともに、火の勢いも食い止めたい考えだ。
カーウーラに住む女性では築35年の住宅のほかに、家畜の豚や鶏などが火災の犠牲になったとみられている。「車に乗って逃げるときに、家を失うか何らかのダメージを受けると思った」と話した。
地域消防サービス局のモリソン広報担当は、気温の低下と風が止んできたことで、消防活動もよりスムーズに行われるとの見方を示した。「消防士たちは火災の前線をコントロールして非常よくやっている」と述べた。同局は今後数日間をかけて、被害状況を把握するとしている