【メルボルン19日AAP】 メルボルン市が公共の場での野宿禁止を提案したことを受けて、ホームレスを擁護する活動家らがVIC州立図書館でキャンプをしてこれに反対した。
抗議キャンプは、市中心部で毎年開催される夜通しのイベント「ホワイト・ナイト」に合わせて行われた。抗議グループは、「ホームレス禁止はやめろ」「ホームレスに公共住宅を」などと書かれたプラカードを掲げ、図書館で一晩過ごした。
メルボルン市は、放置された所有物を押収しやすいとして公共の場でのキャンプなどの禁止を提案した。同市はさらに、市民がホームレスに金銭を渡さないよう、広報活動を行う予定。禁止案には28日間の市民との協議期間が設けられている。可決された場合、実施は早くても4月以降になる見通し。
ホームレスを擁護する市民団体は、「メルボルンでホームレス禁止が実施されれば、他のカウンシルもこれに続く恐れがある」と懸念を示す。