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墜落事故空港の必要性訴える 専門家

【メルボルン21日AAP】   21日、メルボルンのエッセンドン空港を出発したチャーター機が、離陸後間もなくアウトレットモールに墜落した。同空港は住宅地や商店、高速道路に隣接しており、これまでにも閉鎖を求める声があった。

エッセンドン空港は旅客機だけでなく、貨物輸送や救急サービス用の航空機も利用する。1978年、民家に航空機が墜落して家族6人が死亡した事故を受けて、同空港の閉鎖を求める声が最初にあがった。その後1990年にチャーター機が住宅5軒に衝突した。一方、ムーラビン空港でも民家への墜落事故が2件発生している。

ニューサウスウェールズ大学航空学校のジェイソン・ミドルトン教授は、「郊外の空港はもともと平野内に造られたが都市化が進んだ」と説明し、「50億ドル投じた空港を、50~100年に1度あるかないかの事故を懸念して動かすことはできない」と話した。セントラルクイーンズランド大学のロナルド・ビショップ氏も、「大空港が小型機も扱うのはロジスティック的に難しい」との見解を示した。

エッセンドン空港の未来についてアンドリュース州首相は、「事故調査結果を待ってコメントする」と話した。

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