【パース22日AAP】 WA州の少数政党グリーンズ(緑の党)は、3月11日に行われる州選挙で、イスラム教リーダーらが極右政党ワンネイション党へ票が流れるのを食い止めるためグリーンズを支持するとの考えを表明したことについて、これを歓迎する意向を明らかにした。
イスラム教のリーダーらはモスクなどでパンフレットを配布し、ポーリン・ハンソン党首が率いるワンネイション党のプロパガンダや人種差別について、「もはや傍観者ではいられない」として、労働党の勝利とともに出来るだけ多くグリーンズ党員が当選するのが好ましいと訴えている。
WA州グリーンズのマクラーレン党首は、今回の選挙では特に人種差別をあおる行為が目立つとの見解を示し、「ヘイト・キャンペーンの標的にされている団体が、我々を支持したいと望むのは当然だ」として、「グリーンズは、時代遅れの2政党による分断政治からの脱却を約束する」と述べた。