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猛毒グモ噛まれた少年、抗毒素で助かる

【シドニー24日AAP】  NSW州のセントラルコーストに住む少年が、猛毒を持つジョウゴグモに噛まれ、オーストラリア史上最大といわれる量の抗毒素を投与されて一命を取り留めたことが分かった。ジョウゴグモは致死性の毒を持ち、毒グモのなかでも最も危険といわれている。

ジョウゴグモに襲われたのは12歳のマシュー・ミッチェル君で、靴の中に隠れていた雄のジョウゴグモに指を噛まれたとみられている。オーストラリアン・レプタイル・パークのフォークナー氏によると、マシュー君はすぐにゴスフォード病院でこれまでに聞いたことのない大量の抗毒素を投与されたという。

フォークナー氏は「その日のうちに、後遺症もなく自分で歩いて病院から出たとは、信じられない」と述べ、抗毒素の効果を証明したようなものだと話した。また、マシュー君を襲ったジョウゴグモは捕獲された後、レプタイル・パークで抗毒素を絞り出すプログラムに使われているという。

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