【キャンベラ24日AAP】 オーストラリア国内では、これまで2年間に1度実施されてきた子宮頸がん検診に代わり、今年5月1日から5年に1度の新健診に移行する予定だったが、健診を担当する「登録所」の準備がまだ不十分なため、これが延期される見通しであることが分かった。
連邦政府は依然として年内の実施を目指していると伝えられており、最高医務責任者のマーフィー教授は、どの州や準州でも現在ある登録所で引き続きパップスミアと呼ばれる健診をサポートするとの方針を示した。連邦政府は今後、年内あらゆる分野と連携をはかっていきたい考え。
マーフィー教授は、「登録所が機能しなければ、医療上の決定を行うために、過去の健診記録を検査施設へ送るなどの業務を担う場所がなくなるとともに、検査結果が陽性だった人に対し、必要なフォローアップを行えない」と説明した。