国際

インドネシア向け生体牛輸出 緩和へ

【キャンベラ25日AAP】   オーストラリアからインドネシアへの生体牛輸出許可発行が、現在の4ヶ月に1回から年1回に引き延ばされた。畜産業者らは土壇場で新たな市場先を探すことなく、ビジネスプランニングが容易になる。変更により輸出牛の重量制限も平均350キロから最大450キロに、さらに年齢制限も引き上げられる。

ジョイス農業相は「インドネシア市場に、より広範囲の生体牛を競争力ある価格で販売することができる」「最終的に出荷価格の利益も伸びることになる」と述べた。NT準州畜産業者協会も「供給チェーンの確実性が増す」とコメントし、家畜輸出協会も「貿易制限の緩和は両国にとって有利だ」と歓迎した。

2011年、インドネシア食肉処理場での動物虐待が明らかになり、前労働党政府が同国への生体牛輸出を急に禁止したことで、業界は大きな打撃を受けた。オーストラリアから同国への生体牛輸出額は2015/16年度、5億7800万ドルに達した。

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