【シドニー1日AAP】 NSW警察は先月28日、シドニーで男が偽物の武器を作製するための設計図を所持していた容疑で逮捕されたのを受け、3Dプリンターの販売取引の監視を強化する必要があるとの見解を示した。
男はテレビ番組やゲームで使われる銃に似せた武器を作製したとされており、1日に保釈が認められた。NSW警察は、法律の下では偽物でも本物と同様に扱われるとして、「現在の法規制では、重大な犯罪とみなされる」と説明した。男は武器製造と14の設計図を所持していたとみられ、最大で20年の禁固刑に処される可能性がある。
男は作製した銃をソーシャルメディア上で販売しようとしたことが分かっており、100万ドルの値段で販売していたとみられる。NSW警察は、オンライン上での物品販売は「急増している社会の流れ」だと説明した。警察は男からピストル4丁、エアピストル2丁、3Dプリンター2台などを押収している。