【キャンベラ2日AAP】 連邦政府は日本、英国、カナダなど他国の首脳が続々と米国のトランプ大統領との直接会談を行うなか、焦って会談の機会を設ける必要はなく、良い時期が来るのを待つとの姿勢を示した。
連邦のアダムソン外務・貿易長官は、日本がオバマ大統領が就任した際にもいち早く会談を取り付けたことに言及し、「早急に関係を構築しようとするのは日本型のアプローチ」だとして、「我々の場合はとくに急ぐ必要はなく、良い時期が来れば伺う」と述べた。
今年2月初め、ターンブル首相と電話会談したトランプ大統領が、オバマ政権と合意した移民政策をめぐってターンブル首相と激しく対立したと報じられており、その後、トランプ大統領は移民に対し厳しい審査を課すことを条件とするなど、受け入れに後ろ向きな態度を示している。