【シドニー４日ＡＡＰ】　　　ブリスベン市は計画中のメトロ建設について、当初計画された１本に代わり、中心部を通る路線を２本に拡大すると発表した。

市民によるフィードバックの結果、シティからエイトマイルプレーンズに向かう路線と、王立ブリスベン女性病院からクイーンズランド大学までの路線２本に計画は拡大された。既存のバス専用道路をメトロに置き換えることで、移動時間を５０％短縮できる見通し。また、最大で１時間当たり乗客２万２０００人の移動が可能となり、中心部のバスの削減につながるという。

ＱＬＤ州のパラシェー首相は昨年９月、メトロ交通網の建設に反対する意向を示した。

一方で、フレックリントン影のインフラ相は、「ブリスベンＣＢＤや周辺道路からバス数百台を減らすことができる」と述べ、新計画を支持した。同州の道路サービス会社ＲＡＣＱも、道路混雑を減らすとしてメトロ拡大を支持している。

ブリスベン市は５月にメトロ計画を確定させる予定。