【メルボルン5日AAP】 VIC州政府は5日、初めて住宅を購入する人に対し、スタンプ・デューティー(住宅購入時の印紙税)の免除または引き下げを発表した。
7月1日から、価格が60万ドル未満の住宅は印紙税を免除、60万~75万ドルの住宅はスライド制で印紙税が減額される。新築・中古住宅どちらにも適用され、毎年2万5000人が恩恵を得られると予想される。アンドリュース州首相は、「変更によって州民数千人がオーストラリアの夢をかなえることができる」と述べた。
一方、投資用物件の印紙税も大幅に変更される。建築前の契約済み物件は、7月1日から居住予定の場合のみに印紙税の減額が適用される。さらに、空き住宅に対して資本価値の伸びの1%分が課税されるが、別荘や持ち主が一時的に海外に滞在している場合などは免除の対象となる。