【アデレード6日AAP】 SA州の新たな王立アデレード病院が完成間近となった。新病院はヘリポートから救急室に直結するエレベーター、ロビーのタッチスクリーン・コンピューター、多数のカフェ、そして全室個室のベッド数800を誇る。
スネリング州保健相は6日、記者団と病院ツアーを行い、来週にも技術面のチェックが終了すると発表した。技術チェック終了後、90日間の試用期間を経て実際の患者受け入れが開始する。総工費20億ドルの新病院は世界最先端の設備を備え、およそ8ベッドに1つが肥満患者や身体障害者に対応する。屋上のヘリポートからは、エレベーターで直接救急科に患者を搬送できる。
救急科のミーガン・ブルックス医師は、「古い病院からの変更で習うことはたくさんあるが、世界クラスの施設で次世代の医師や看護師を教育できる」と話した。
完成に予定より数か月長くかかったことについて、ウェザリル州首相は「税金が余分に使われることはない」と断言した。