【シドニー7日AAP】 シドニー西部の私営バスの運転手らが7日、登下校時間帯にストライキを行った。運転手らはストによる混乱を謝罪しつつ、「賃金の上昇を長年訴えてきた末、やむを得ない」と説明した。
バス運行会社Transit Systemsの運転手らは、7日午前7~9時および午後2~4時にストライキを計画した。影響を受けた地域はパラマッタ、リバプール、カブラマッタおよびフェアフィールドとその周辺。ABCラジオによると、登下校時間帯のストの影響を受けた学校はおよそ90校。
運転手のダレン・ウッズさんによると、最後の賃金上昇からおよそ2年半が経過しており、同社はシドニーで唯一、政府から助成金を受給していないという。7日のストに対して動きがなければ、運転手らは来週もストを行う可能性を否定していない。
公立・私立の両教育部門は先週、ストライキについて連絡を受けた。NSW州運輸労働者組合のリチャード・オルセン事務員は、「Transit Systemsが再交渉に応じるまで、運転手らは制服を着用せず、切符販売機に電源を入れない」と述べて、コンスタンス州交通相に介入するよう求めた。