【ACT24日】 最大野党の労働党は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた国境閉鎖と破綻したビザ制度により、数多くのオーストラリア人が家族と離散したままとなっているとして、今後ビザ制度が調査されれば問題が明らかになっていくとの見方を示したことが分かった。
家族ビザをめぐっては、22日にグリーンズ(緑の党)による提案を労働党が支持したことから、今後上院において調査を進めるとみられる。調査では、ビザ発給に関し差別の有無や承認の遅れなどを含め調査を行う。
野党によると、現在約10万人近いオーストラリア国籍保持者がパートナーへのビザ発給を待っている状況だ。内務省のウェブサイトでは家族ビザの一部で発給までに2年かかるとしている。野党のケネリー影の内相広報担当は、モリソン首相がビザ発給の遅れを新型コロナのせいにしているが、制度はそれ以前から破綻していたと指摘している。
ソース:news.com.au-Labor welcomes inquiry into ‘broken, delay-plagued’ visa system