【メルボルン9日AAP】 VIC州下院は9日午後、懸案となっているウーバーなどの相乗りサービスについて、合法化する法案を可決した。これによりタクシーやハイヤー業者、相乗りサービスなどの登録が一本化される。
さらにタクシー運転手らには補償金として、1つ目のライセンスに対し10万豪ドル、その後は最大3つまでそれぞれ5万豪ドルが支払われる。また2018年以降、補償金分を補てんするために、すべての商業用の旅客車両に対し、一回の乗車につき2ドルを徴収する。
法案の通過を受け、VIC州議会の建物の周辺では、タクシー運転手らが補償金の支払いをめぐりデモを行った。デモ隊が建物内への進入を試みたことから、警備員により建物への立ち入りを禁止する措置がとられるなど、対立の構図がますます浮き彫りとなっている。